九州ラーメンどんたく屋
関西トンコツ界の
元祖にして先駆者
今は昔。滋賀県は南草津に1軒のラーメン店があった。その店舗自体は、もはや存在しないマボロシの店。 坪ほどの小規模な単店舗ながら、濃厚な白いスープに、関西人が初めて体験する「替え玉」のシステム。つまり、トンコツの本場、九州の専門店そのままの目新しいスタイル。当時、「しょうゆ」「みそ」の選択肢だけに甘んじてきた関西、とりわけ京滋地区で、そのウマさと物珍しさから、街の自称ラーメン評論家たちはわざわざクルマを飛ばした。
そんなラーメン通の間でも語り草となる1号店から派生した同チェーン。今でこそ、ライト系トンコツをウリにする名店数あれど、まさに関西では元祖にして先駆者。じっくり煮込んだ野菜や豚骨の旨みとコクのあるスープ。そのスープとの絡みが生きる細麺…。今の完成形に辿り着くまでの 年間は、関西の味覚と本場の味の擦り合わせに費やしてきた年月でもある。「ライバルは関西のトンコツラーメンではありません(笑)」。博多出身の店長も語るとおり、目指すは本場の最高レベル。しかも、その味をチェーン全体で抜かりなく徹底する。そこにはオリジネーターとしての自負以外に何物でもない味への自信を感じさせてくれる。
野洲市大篠原67
0775-86-1510
営業時間 11:30~
定休日 水曜日