台詞の有る狂言 今年も開催/千本ゑんま堂狂言
壬生狂言、嵯峨大念仏狂言、神泉苑大念仏狂言と並んで京の四大狂言の一つです。
ところが、他の三つが無言であるのに対して、ここは有言の仮面喜劇なのです。
だから、見ていて、とても分かりやすいです。
寛仁年間(1017-21)開山定覚が教言として始めたのが起こりで、
現在千本ゑんま堂大念佛狂言保存会によって演じられています。
こんなエピソードがあります。
「後小松天皇は、足利義満に桜の美しさを伝え、
義満もこの桜の美しさに心を奪われたようです。
足利義満が訪れ、普賢象桜と狂言を愛で、大層感嘆してこう言った。
「桜のさかりに狂言を行うべし」と。
狩野永徳の洛中洛外図の中にも狂言を演じている様子が描かれていることからも、
ゑんま堂狂言の歴史が覗えます。
下町情緒たっぷりの境内で、手づくりな匂いが残る素朴な時間をお過ごしになれます。
観客席(300名)は屋外のため、雨天の場合は本堂内での公演になります。
■開催日時:2014/5/1 ~ 5/4
1・2日 19:00~21:00
3・4日 13:00~17:00 18:00~21:00
■開催場所:引接寺 (千本ゑんま堂)
602-8307 京都市上京区千本鞍馬口下ル閻魔前町34
■料 金:無料
■お問合せ:075-462-3332 / 075-432-5403(沢田)
http://yenmado.jp/
http://www.geocities.jp/e_kyogen