木屋町・元立誠小が「映画館」になる。
明治維新が終わり、新しい日本を作るために頑張っていた19世紀末、
初めてスクリーン上に躍動する映像を観た人々の驚きと感動は如何ばかりだったことでしょう。
その驚きと感動をわが国で初めて享受したのが、京都のこの地でした。日本映画発祥の地
場所:元 立誠【りっせい】小学校(中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2)
http://www.fc-kyoto.jp/
その「日本映画発祥の地」に建つ元立誠小(京都市中京区木屋町通蛸薬師下ル)に4月27日、小さな「映画館」がオープンする。
映画製作会社シマフィルム(舞鶴市)などが、元教室に映写機を設置し、連日作品を上映する。
そして、5月からは映画人を育てる「シネマカレッジ京都」も開く予定がされている。
元立誠小の敷地は、1897年に実業家・稲畑勝太郎がフランスから映写機とフィルムを持ち帰り、日本で初めて試写に成功した地とされる。
昨年、シマフィルムが俳優ワークショップを催したことなどが縁で上映の企画が持ち上がり、同社の全額負担で、南館3階の一室に遮光や防音設備を施し、約50席が設けられる。
黄金週間にはオープニング企画として、4/27から5/3の間、立誠小出身の谷口正晃監督(46)の「時をかける少女」(2010年作品)と「乱反射」(2011年作品)を上映するほか、シマフィルムの新作「太秦ヤコペッティ」が上映される。(10:30,13:00,15:00)
■お問合せ:携帯電話080(3842)5398