人間国宝 しむらの色KYOTO / 細見美術館特別展
志村ふくみ・志村洋子作品展「しむらの色 KYOTO」
出展作家プロフィール
■ 志村ふくみ 滋賀県生まれ。染織作家、随筆家。 31歳のときに母の指導で植物染料と紬糸による織物を始める。 重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者。 著書に『一色一生』(大佛次郎賞)、『母なる色』など。作品集に『織と文 志村ふくみ』、『続 織と文 篝火』、限定本『裂帖』などがある。
■ 志村洋子 東京生まれ。染織作家。 「藍建て」に強く心引かれ、30代から母・志村ふくみと同じ染織の世界に入る。 1989年に宗教・芸術・教育など文化の全体像を織物を通して総合的に学ぶ場として「都機工房(つきこうぼう)」を創設。 作品集に『志村洋子 染と織の意匠 オペラ』がある。
植物染料による独自の芸術的な織物、また優れた文筆作品でも知られる染織家、人間国宝の志村ふくみさんと、その薫陶を受け新たな世界を探る、志村洋子さん。 母娘作歴30年を記念し、今日まで二人が研究・実践してきた染織表現の集大成を紹介する展覧会です。
作品の奥に在る色彩哲学ともいうべき精神性、さらに古今の宗教、思想、文学などに啓発された創作は、見る者に限りない想像の翼を与えてくれます。
みずみずしい感性と深い思索、そして精緻なデザインに支えられた魅力あふれる作品の数々をご鑑賞ください。
会場では、染色の素材となる植物や染められた糸、織りの道具なども展示、直にふれて、自然界の命を映しだす創作の過程を体感していただきます。
細見美術館特別展
志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO
■開催日時:2013/3/16~5/6 10:00~18:00
休館/毎週月曜日(祝日の場合、翌日) ※4月30日(火)は開館
■開催場所:細見美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
■入 館 料:一般1000円 学生800円
■お問合せ:075-752-5555
http://www.emuseum.or.jp