春のアサヒビール大山崎美術館コレクション
大山崎山荘美術館のコレクションから花をテーマとした名品約80点が厳選されました。
生涯、数え切れない花々を描いた画家・シャガール(1887-1985)が、
「人は花の意味について、長い時間をかけて考え、思いを馳せることができる。 しかし、私にとって花は、その幸福な輝きにおいて、まさに人生そのものだ。 人は花なしではいられない。」
という言葉を残しているように、 花はかけがえのない存在であり、 それだけに私たちはそこに多くの意味や役割を見出してきたといえるでしょう。
(↑/加賀正太郎監修『蘭花譜』より「カトレア・クロソ‘オオヤマザキ’」1946年)
マルク・シャガール《春の恋人たち》をはじめ、クロード・モネ(1840-1926)《睡蓮》連作や、《アイリス》、モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)《花瓶の花》など、花をモティーフとし生命の歓喜を感じさせてくれる巨匠たちの絵画が、「地中の宝石箱」(地中館)を彩ります。
昨年6月にオープンした安藤忠雄設計の新スペース「夢の箱」(山手館)は、大きな窓から睡蓮池など山荘周辺の景色が見え、こちらの新たな空間では須田悦弘(1969-)《睡蓮》を公開されます。
本館では、花鳥文様がほどこされた西洋古陶磁、花をかたどった鉢、花器など、河井寬次郎(1890-1966)、濱田庄司(1894-1978)、バーナード・リーチ(1887-1979)らの陶磁器といった、くらしに花をそえる逸品が並びます。また、蓮に飾られた仏たちの姿を描く、棟方志功(1903-75)の木版画《華厳譜》を出品されます。
これら美術作品に見られる花、そして、約5500坪の当館庭園に咲く、しだれ桜やソメイヨシノはじめとする数多くの生花をご覧いただき、コレクション、建築、庭園が調和した環境の中で、春の豊かな時間をお過ごしなさいませんか。
■ カフェ企画 ☆ 「ラ・フルール・セレクシヨン」 (3種類の特製オリジナルケーキ)
内容 : リーガロイヤルホテル京都がこの展覧会のために考案した3種類の特製オリジナルケーキを提供いたします。山荘の春の陽だまりに咲く色とりどりの花をスイーツで表現しました。甘い花畑で幸せなひとときを。 期 間 :展覧会期間中 場 所 : 当館本館2階喫茶室 料 金 :500円(単品税込、美術館入館料は別途必要) 協 力 : リーガロイヤルホテル京都
■開催日時:2013/3/16~6/2 10:00~17:00(入館16:30まで) 休館日/月曜日 (月曜祝日は翌火曜 ※ただし、4/30は開館) ■開催場所:アサヒビール大山崎山荘美術館 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3
■料 金:一般900円 高大生500円 中学生以下無料 ■お問合せ:075-957-3123 http://www.asahibeer-oyamazaki.com/