泉涌寺涅槃会★涅槃図御開帳
涅槃図は、釈迦の入滅を悼んで弟子や羅漢、動物が描かれている。
こちらの動物には「猫」はいない。
本法寺の長谷川等伯の涅槃図には猫もコリー犬もいる。
涅槃経に従い描かれるが、絵師によって表現が変わるようだ。
泉涌寺の大門を潜ると、坂を下って、最初が仏殿である。
ここに涅槃図が掛かっている。
「花供御(はなくご)」とは・・・、仏様へのお供物のことである。
こちらは醤油味で、煎られた黒豆が入っています。
地元京都は、今熊野の「つるき餅本舗」。
涅槃図を見比べて、作者の表現の違いを見つけ出していただきたい。
涅槃図への興味が、更に深まり、観賞の楽しみが倍増すること間違いない。
たとえば・・・・・
・釈迦の横たわっている回りの木の位置。
(経本には、東西南北一双の沙羅双樹とある。)
・涅槃図右上の雲上のマヤ夫人の有無。
・生類の種類・猫の位置
などなどである。
他の涅槃図にも共通するが、釈迦が宝台に横たわるのは北向きに右を下にしている。
あるいは、沙羅双樹の本数は8本である。その木の一番低い枝に袋が掛かっている。
弟子や従者も必ず居る人は決まっている。
これらは経本に明確に記されているからであると聞く。
■開催日時:2020/3/14~3/16 9:00~16:30 3/15 常楽会法要
■開催場所:御寺 泉涌寺
〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町27
■拝 観 料:500円
■お問合せ: 075-561-1551
■URL : http://www.mitera.org/