初午大祭 伏見稲荷大社
稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めてご鎮座になった和銅4年2月の初午の日をしのび、大神の広大無辺なるご神威を仰ぎ奉るお祭で、2日前の辰の日に稲荷山の杉と椎の枝で作った“青山飾り”をご本殿以下摂末社に飾りこの日を迎える習わしがあります。
初午詣は、福詣とも呼ばれ、前日の巳の日から、ご社頭は参詣者で埋まり、京洛初春第一の祭事とされています。
社頭で参拝者に授与されている「しるしの杉」は商売繁盛・家内安全の御符(しるし)として、古くから拝受する風習が盛んです。、
全国四万社とされる稲荷社の総本社である「伏見のお稲荷さん」の最大の大祭として、初午祭は平安時代より営々と続いています。
きさらぎや けふ初午のしるしとて 稲荷の杉は もとつ葉もなし (新撰六帖 藤原光俊朝臣)
往時より、稲荷山の杉の葉が、篤い信仰参詣者にとって、いかほどのご利益があったかが分かります。
稲荷山 初午といえば→→ コラム/ 稲荷山の霊気は登り詣でて語れるもの
「奥の社」つまり、稲荷に鎮座された場所がある「お山」です。
道しるべの石碑をご覧になるとよい。
本来はこのお山を詣でてこそが「お稲荷さん詣」といえるようです。
初午大祭 伏見稲荷大社
■開催日時:2021年2月3日 (水) 初午の日 8:00~
■開催場所:伏見稲荷大社 京都市伏見区深草藪之内町68
■料 金:境内自由
■お問合せ:075-641-73311
■U R L:http://inari.jp