干支神社へ初詣☆彡狛ねずみ・大豊神社
2019年を振り返れば、皇位継承が行われ時代は令和へと。一方列島は地震・台風など度重なる自然災害による甚大な被害を受ける など、様々なできごとが ありました。
来る2020年、誰にも幸多い年であることを願い、ぜひ初詣に出かけましょう。 初詣は「その年の干支に関わりが深いところを詣でにると縁起が良い」と言われています。
2020年の干支は「子(ね)」です。
京都には、日本で唯一の「狛ねずみ」の石造があります。
哲学の道を東に入ったところの「大豊神社」の末社に祀られいている「大国主命」の祠の前に向かってください。
向かって左のねずみは豊穣・薬効・長寿を表す酒樽(水玉)を抱え、右のねずみは学問を表す巻物を持っています。
★大豊神社(おおとよじんじゃ)
■所在地 :京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
■拝観料 :境内参拝自由
■お問合せ:大豊神社 TEL.075-771-1351
アクセス:市バス「宮ノ前町」下車徒歩約5分、「東天王町」下車徒歩約10分
社務所の神主さんの話の要約は次へ →
平安時代初期に創建された社です。
神社の辺り一帯を椿ケ峰と云います。、
大豊神社も椿ケ峰天神と称し、椿ケ峰をご神体とする社でありましたが、
平安中期に今の地に移り大豊大明神の神号を賜り、大豊神社となりました。度々の火災で今は本殿、拝殿、末社を残すのみとなっています。末社の大国社は大国主命(おおくにのぬしのみこと)を祀りますが、その大国主命と
ネズミの関係は、窮地に困り果てた大国主命を救ったねずみの神話に始まります。旅の途上で大国主命は須勢理比売命(すせりひめのみこと)に見初められることになります。
ところが須勢理比売命の父である素戔嗚尊(すさのおのみこと)は娘を心配してか、大国主命に対して無理難題をふっかけます。広い野原に鏑矢(かぶらや)を射込んで、「今、撃ち放った鏑矢を拾ってこい!!」と云うものでした。大国主命が野原に分け入ると、さらに素戔嗚尊は野原に火を放ちます。
逃げ場を失った大国主命は絶体絶命かと思いきや、その時、一匹のネズミがほら穴の在処を知らせ、また鏑矢をくわえたネズミも表れます。この神話の世界に大国主命とネズミとの関係があらわされています。