シャガール展2012 -愛の物語-
1887年、帝政ロシア領のヴィテブスクに生まれたユダヤ系の画家マルク・シャガール。
妻を一途に愛し、愛や結婚をテーマにした作品を多く残したことから、「愛の画家」として知られています。
サンクトペテルブルグで美術を学んだ彼は、1911年憧れのパリに赴き、キュビズムをはじめとする新しい傾向に触れます。その後、故郷に帰り、1915年ベラと結婚します。再びパリへ戻りますが、第2次世界大戦中に渡米し、そこで最愛の妻ベラを亡くします。悲しみを乗り越えたシャガールは、戦後フランスに戻り、その名声を不動のものとし、1985年南フランスで亡くなりました。
本展では、ロシアの国立トレチャコフ美術館、国立ロシア美術館の全面的な協力を得て、色彩の詩人と呼ばれるシャガールが運命的な出会いをし、生涯にわたって愛し続けたベラとの愛の物語をテーマにした作品群を中心にご覧いただきます。とりわけ、モスクワのユダヤ劇場の壁面制作を任されたシャガールが取り組んだ一連の作品群や、シャガールの代表作である《街の上で》(トレチャコフ美術館)・《散歩》(ロシア美術館)などは必見の作品と言えるでしょう。シャガールの華麗な色彩と詩情あふれる豊かな世界を、存分にお楽しみください。
シャガール展2012 -愛の物語-
■開催期間: 2012年10月3日(水)~11月25日(日)10時-18時 金曜日は19:30まで
月曜日休館 *10月8日、22日は開館、9日休館
■開催場所: 京都文化博物館 3・4F特別展示室 京都市中京区三条高倉
■入場料金: 一般1300円 大高生900円 小中学生500円 ペアチケット2000円
■お問合せ: 075-222-0888
■URL : http://www.bunpaku.or.jp/