文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost(ゴースト)
メディアアートが“劇場”に彷徨(さまよ)う
文化庁メディア芸術祭の歴代受賞作品15点と、本展のための作品2点を加えた合計17作品による、 Ghost(ゴースト)が2月4日(日)まで22日間にわたり開催されている。
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Ghost(ゴースト)
メディア・テクノロジーの進展によって、時間や空間のギャップは飛躍的に埋められ、人々の生活や社会は大きく変容してきた。その一方で、物事の要約化、概念化を進行させることが、事物を捉える際に様々なものを捨象させているとも言える。本来は、そうして捨象されたものも含めた全体が“世界”であり、それを感じるために備わっている人間の能力があるのではないか。それは“想像力”である。人間の想像力が生み出したもののひとつに、幽霊(ゴースト)がある。幽霊は現在≪いま≫という時制、そして実際の空間を超越して存在し、それ自体に実体を持たない。逆に言えば、それは想像力を喚起させるメディア(媒介装置)とも言える。今回のメディア芸術祭京都展では、「Ghost(ゴースト)」という概念をテーマに、想像力を喚起させる場としてのメディアを提示することで、実在/不在の人間の姿を探っていく。
出展作品 | ・文化庁メディア芸術祭の歴代受賞作品より15点(国外からの応募作品を含む) ・本展のための作品2点(出展作家:高嶺格、高橋耕平) |
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アーティスト | 津田道子 和田 永 髙橋耕平 Patrick TRESSET YANG Wonbin Alex VERHAEST KASUGA (Andreas LUTZ / Christoph GRÜNBERGER) 高嶺格 Mikhail BASOV / Natalia BASOVA Louis-Jack HORTON-STEPHENS David COQUARD-DASSAULT Boris LABBÉ 川島崇志 津田大介/小嶋裕一/前田 豊/牛尾憲輔/松竹 誠 荒木飛呂彦 Jesse RINGROSE, Jason ENNIS La Societe Anonyme |
期間 | 01/14(日)~02/04(日) |
時間 | 10:00~19:00 ※火曜日は13:00~19:00 ※ノースホールは1月25日(木)まで、ミュージックサロンは1月21日(日)まで |
開催場所 | ロームシアター京都ノースホール(~1/25) プロムナード、共通ロビー、ミュージックサロン(~1/21) |
料金 | 無料・申込不要 |
その他 | 主催:文化庁 |
お問い 合わせ |
文化庁メディア芸術祭京都展事務局:ロームシアター京都http://rohmtheatrekyoto.jp/program/6978/ メディア芸術祭京都展Ghost(ゴースト)特設サイト http://mediaarts-kyoto.com |
文化庁メディア芸術祭とは | 文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に、1997年度から毎年開催されています。東京で行われる受賞作品展に加え、メディア芸術祭の受賞作品を中心に、展示・上映、解説等を行う展覧会を地方で開催し、優れたメディア芸術の鑑賞機会を提供しています。
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