Nuit Blanche Kyoto 2017★清課堂/児玉幸子展 「眩惑について」
液体金属とも言える磁性流体とデジタルメディアを融合したアートの第一人者、児玉幸子の展覧会「眩惑について」を開催。
本展で児玉は、素材と光と動きによる「眩惑」について探求します。
光のコントラスト、輝度、明度、テクスチャーの細かさ、ランダムさ、重力と磁力のバランスをコントロールし、長年手がけてきた、独創的な手法で磁性流体という素材の力を最大限引きだし、造形と知覚の変化を創発するメディアアートの新たな地平を出現させます。
本展は仏人キュレーター、モーリス・スロティヌ氏から児玉幸子をご紹介いただき実現した展覧会になります。
児玉幸子(アーティスト/電気通信大学准教授)
北海道大学理学部物理学科卒、筑波大学大学院芸術学研究科修了、博士(芸術学)。
2000年より、磁性体である酸化鉄のナノ粒子が溶け込んだ「磁性流体」によるアートプロジェクト「突き出す、流れる」を推進。作品「突き出す、流れる」は、第5回文化庁メディア芸術祭インタラクティブ部門大賞、日本のメディア芸術 100選に選ばれる。
ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)「呼吸するカオス」、東京都写真美術館「七つの質問」、東京都現代美術館「モルフォタワー」、エスパス・ルイ・ヴィトン(パリ)「モルフォタワー/二つの立てる渦」等の作品を発表。2009年、文化庁新進芸術家海外研修制度により米国にて滞在制作。
金属光沢を放つ磁性流体の形とテクスチャーが変容する「磁性流体彫刻」は、作家の子供時代からの自然体験に根差したもの。現象が起こる根本的なしくみのデザインから出発し、メディアアートを制作。闇の中で、呼吸するようにやわらかく光る彫刻、ゆっくりと変化する形など、自然に創発する形とリズムについて問いかける作品を制作。
Nuit Blanche Kyoto 2017
☆★☆★☆ 児玉幸子展 「眩惑について」 ☆★☆★☆
■開催期間:2017/10/6~11/26 10:00~18:00 ※ 会期中無休
■開催会場:清課堂ギャラリー
京都市中京区寺町通二条下ル 妙満寺前町462
■料 金 :無料
■お問合せ:075-231-3661 email: gallery@seikado.jp 担当:仲野
■URL :http://www.seikado.jp/