チェコ ポーランド ハンガリーのポスター展
チェコ、ポーランド、ハンガリーは、第二次世界大戦後から1989年までの約半世紀にわたり、ソ連の影響下にある社会主義国となりました。これらの体制下では、芸術家たちは公式な場で自由に芸術活動をおこなうことを許されなかったため、表現の場を求め、あるいは生活の糧を得る手段として、絵本やエディトリアルデザイン、演劇や映画、展覧会、コンサートなどの催しを告知する文化ポスターなどのグラフィックデザインの分野で活躍しました。社会体制下の国々では、資本主義国に見られる商業ポスターが存在せず、このような文化的なポスターなどの広告が著しく発達を遂げました。
本展覧会は、2015年から2016年に京都工芸繊維大学美術工芸資料館で企画展示したハンガリー、ポーランド、チェコのポスターに関する3度の展覧会の集大成となっています。各国の文化、言葉、生活、時代背景から生み出される多様な表現、さらにはデザイナーひとりひとりの持つ個性や遊び心をお楽しみください。
2017.5.15 – 2017.7.8
住友春翠の文化遺産―第五回内国勧業博覧会と近代陶芸作家たち
春翠は、住友家15代当主として産業界に大きな功績を残す一方で、美術愛好家、パトロンとしても知られている。明治36年(1903)に大阪で開催された第5回内国勧業博覧会では、協賛会長として尽力するとともに、博覧会見物に訪れた皇太子・同妃、徳川慶喜などを茶臼山別邸でもてなすなど、社交の中心として活躍した。本展では、泉屋博古館分館が所蔵する春翠が収集した近代京都の陶磁器作品のうち三代清風与平、七代錦光山宗兵衛、初代宮川香山の作品を中心に36件を集め展示。
☆★☆★ チェコ ポーランド ハンガリーのポスター展 ☆★☆★
■開催期間:2017/6/19 ~8/11 10:00~17:00
休館日/日曜、祝日(但し、8月11日〔金・祝〕は開館)
■開催場所:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
■料 金:一般200円 学生150円 高校生以下無料
■お問合せ:075-724-7924 E-Mail:siryokan@kit.ac.jp
■U R L:http://www.museum.kit.ac.jp/