原の白隠さん ―松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟―
白隠慧鶴(1685~1768)の由緒寺院として、その代表にあるのが住持をつとめた松蔭寺(静岡県沼津市原)。沼津を中心とする静岡地方には、白隠による夥しい数の禅画と墨蹟が伝来しています。まさに白隠遺墨の宝庫といえます。
これまで、松蔭寺をはじめ沼津地方の禅宗寺院に伝来する白隠遺墨は、展覧会などを通じて紹介されてきました。しかし、松蔭寺に蔵される白隠遺墨がまとまって展観されたことはありません。
本展覧会では、松蔭寺の全面的協力のもと、同寺に蔵される白隠の禅画と墨蹟の全貌を紹介します。
さらに、沼津の禅宗寺院に伝来する白隠の画賛作品をあわせて展観し、白隠画の魅力に迫ります。
沼津の地において「白隠さん」と親しまれた白隠の禅風に触れていただくとともに、庶民に向けた数々の禅画により、白隠が私たちに投げかける問いを再認識する機会となれば幸いです。
※会期中、大幅な作品の展示替を行います。
前期:4月3日(月)~5月4日(木・祝)
後期:5月8日(月)~6月10日(土)
★☆ 原の白隠さん ―松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟― ☆★
■開催日時:2017/4/3~6/10 10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
休館日/日曜日 5/5(木・祝) 5/6(金)
■開催場所:花園大学歴史博物館 (無聖館4階)
〒604-8456 京都府京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1
■主 催:花園大学歴史博物館、公益財団法人 禅文化研究所
■料 金:無料
■お問合せ:075-811-5181
■U R L:http://www.hanazono.ac.jp/event/20170310-7342.html