空想動物の世界・ミホミュージアムなう!
新名神で信楽へ 桃源郷MIHO MUSEUMの夏の出し物は・・・と。
6日に行われた内覧会には、遥かタジキスタン共和国からラヒム・マソフ博士が来日。
2012年夏季特別展「空想動物の世界ー聖なる古代の物語」に向けてのご挨拶があった。
そのあと、プレス陣とともに会場を歩かれ、その展示を鑑賞、
満足げに同行の奥様との記念撮影などされていた。
開催期間は、7/7~8/19で、夏休みのファミリーでの来場をお薦めしたい。
展示品は国内外の作品120点余で、古の物語が探訪できる。
その中で、タジキスタン共和国国立考古博物館からやってきたうちの一つがこれだ。
グリフィンは、中央アジアの遊牧民の近くに住む、黄金を守る者だった。
この伝承の怪物は古来地中海域から、中央アジアにその表現が見られるといわれる。
最近は、中央アジアの金の鉱脈に近い砂漠にむき出しになった、
小型恐竜の骨によって産み出された怪物ではないかと考えられている。
角冠を被る精霊が両手で聖樹の世話をしている仕草。聖樹は豊かさのシンボルであるナツメヤシ。
古代メソポタミアの人々は、神々と人間との中間二丁自然的な精霊がいると考えた。
精霊たちは、見事な翼を持ち、神が被る角冠を被り、
時に鷲の頭や、牡牛やライオンの身体を持つなど、人間を超越した姿で登場する。
これらは、建物および王たちに強い守護力が与えたのである。
古来、人間はその力をこえた存在、角や牙のある野獣、翼と爪を持った強い動物に神の力をみた。
抗しがたい自然現象もこうした動物のイメージとつながった。
そして、そうした動物や人間を組み合わせた多くの「空想動物」を創り出し、
自らの限界を知り、空想動物に祈りを寄せ、幸せでありたいと願い自らを正していこうとしたのである。
伝承の怪物・神々の怪物・始祖神話と空想動物・聖なる角・海を渡った空想動物
これらのモチーフを展観され、親子で学び、感じて見てはいかがだろうか。
夏一押しの美術鑑賞リゾートである。
MIHO MUSEUM
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
0748-82-3411
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