春期特別展 茶碗の結ぶ「縁」展☆樂美術館
千家と樂家、今日まで続く「縁」は、千利休が樂家初代・長次郎にもたらしたことによります。
全ては、その1つの出会いから始まりました。
利休切腹の後、千家だけではなく本阿弥光悦との出会いも樂家にとって、大きなものとなります。封建君主の御用窯でない樂家は、樂家随一の名工とも言われる3代道入をもってしても「当代は先代より不如意の様子也」(不如意=家計が苦しい)、と貧窮していた様子が『本阿弥行状記』に記されています。
本阿弥光悦は、徳川将軍家や前田家などの有力大名を引き合わせるなど、樂家にとって大きな助けとなりました。また、宗教=法華、日蓮宗との繋がりの中で光悦と樂家は信仰を同じくして、「縁」を深めたようです。
様々な「縁」により現在の樂家があります。
本展では、千家お家元の手造茶碗から、
15代吉左衞門の友人・萩焼15代坂倉新兵衛氏など、
樂家における様々な「縁」ある作品を紹介。
☆★☆★ 春期特別展 茶碗の結ぶ「縁」 ☆★☆★
■開催日時:2017/3/4~6/25 10:00~16:30 (入館は16:00まで)
休館日/月曜日(祝日は開館)
■開催場所:樂美術館 京都市上京区油小路通一条下る
■料 金:大人1000円 大学生800円 高校生400円 中学生以下無料
■お問合せ:075-414-0304
■U R L:http://www.raku-yaki.or.jp/