「平清盛-院政と京(みやこ)の変革-」はあと一週間で閉幕
白河上皇から始まる院政が布かれた平安時代後期は,院に権力が集中し,
六勝寺や鳥羽殿などの大規模な寺院や殿舎が造営されました。
そのため,流通経済にも大きな発展が見られる一方で,
天皇家や貴族間の争いに源氏や平氏といった武士が起用され,
武力を背景に武士が台頭する激動の時代でもありました。
また、保元・平治の乱を通じて,平清盛率いる平氏が都の覇権を握り,
栄華を誇る契機となりました。
今回の展示では,
院政期から武士が政権を掌握するに至る11世紀後半から13世紀前半までの歴史を,
京都市内の多様な遺跡と遺物で紹介されています。
テーマ毎の展示遺跡
「平清盛と平氏の足跡」
・蓮華王院・西八条第出土品など
「流通の発達」
・日本各地から搬入された、やきもの・中国や韓国からの輸入陶磁器など
「大規模な寺院・殿舎の造営」
・六勝寺・鳥羽離宮・法住寺殿出土品など
「院政期の生活と祈り」
・緑釉土製円塔・仏像・琴・薬銘の入る墨書土器など
写真・イラストパネル
・ 法勝寺八角九重塔のCG
・ 院政期の京都マップ
・ 鳥羽離宮・堀河院発掘調査状況など
後期特別展示「平清盛-院政と京(みやこ)の変革-」
■開催日時: ~平成24年6月24日 (休館日/月曜日)
午前9時から午後5時 ※入館は午後4時30分限り
■開催場所:京都市考古資料館 1階特別展示コーナー
京都市上京区今出川大宮東入元伊佐町265番地の1
■主 催 :京都市 財団法人京都市埋蔵文化財研究所
■入 館 料:無料
■お問合せ:京都市考古資料館 075-432-3245
info@kyoto-arc.or.jp
http://www.kyoto-arc.or.jp/museum/
京都市考古資料館では,常設展示コーナーにおいて,今月からボランティアガイドによる解説を実施しています(基本:火曜日から金曜日まで)ので,併せてお知らせします。
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