e.g.g.o 0056 長田絵美展
躍動の10作品、長田絵美(おさだえみ)が京都で初個展
長田さんは慶應義塾大学の美学美術史科を卒業後、アメリカの大学で油絵を専攻し卒業、2015年から東京を制作拠点に活動している。
幼い頃から、日本舞踊や書道といった日本伝統文化を学んできた彼女の作品は、大胆な筆遣いとリズムのあるタッチでメインモチーフである動物達の生命をアクリル絵画を中心に描く。
曾祖父母が京都出身ということもあってか、京都での不思議な感覚、強い郷愁も制作のインスピレーションの一つという。
e.g.g.o 0056 長田絵美展 EMI OSADA EXHIBITION |
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日時 |
2016年12月8日(木)~17日(土) 10:00から18:00 会期中無休 |
会場 |
大雅堂 京都市東山区祇園町北側301-2 八坂神社西門北側すぐ http://www.masacor.com/taigado/ tel 075-541-7388 |
アクセス |
市バス祇園下車1分 京阪 祇園四条駅下車徒歩8分 |
web |
http://www.emiosadastudio.com/ |
長田絵美 1988年 東京都生まれ
小さい頃から、ナショナルジオグラフィックなどにある顕微鏡画像を見るのが好きでした。
生き物の一部とは思えないほど、機械的で連続的な幾何学模様に溢れていたのです。
まん丸な地球の中には、不整形の有機的な形が無数に散りばめられており、そしてその個々をさらに拡大してみると、
また非有機的な幾何学模様が現れる。
私は、この2種類の相反する要素が上手にバランスを取りながら、生き物を形成しているということに強い関心を持
つようになりました。
そしてその2種類のかたちの共存は、音楽や(動きとしての)舞踊といった、視覚を超えたところにも繋がっている
ように思えます。
幼い頃より日本舞踊や書道といった日本の伝統文化にも触れてきた中で感じ取ってきた、静と動、丸みと鋭さなどの
相反する要素が共存する筆遣いで、動物達の「真のいきものらしさ」を表現しています。
またそれぞれの作品では人間が普段理性によって繕ってしまったり、自分でも気が付かないふりをしてしまうような
繊細な感情を投影して擬人的に描いています。