賀茂競馬は明日である。淀競馬ではない。
賀茂競馬と書いて、「かもくらべうま」と読む。
コラムをご覧ください→凶作を祓う賀茂競馬こそが葵祭のルーツである
午前中は下鴨神社では「歩射神事」が執り行われ、
上賀茂神社では「賀茂競馬」となる。
それぞれが葵祭の前儀となる神事である。
「飢餓疫病をもたらした風水害による凶作を祓うため、
馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)をかむり駆馳(くち)して盛大に祭りを行わせた」との事が、
賀茂祭の起こりであると『賀茂縁起』に記されている。
賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸期元禄七年(1694)に復興された時である。
寛治7(1073)年堀河天皇が宮中武徳殿の式を移し、上賀茂神社に奉納した古い行事である。
この日は午前中の菖蒲根合わせの儀に始まり、午後1時より乗尻(騎手)が安全と必勝を祈る乗尻奉幣の儀等が行われたのち10頭程の馬が左・右番(つがい)になって、速さ、作法などを競う。
上賀茂、下鴨、両神社に継承される賀茂祭(葵祭)の「賀茂競馬足汰式(かもくらべうまあしぞろえしき)」、「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」、「歩射神事」、「賀茂競馬神事」は、いずれもゴールデンウィークに執り行われている。
上賀茂神社
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339 賀茂別雷神社社務所
Tel:075-781-0011 Fax:075-702-6618
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