「売ってくれ(というか書店営業も担当していた僕的には「売らせてくれ!」)」な
気分を象徴するような号が'96年2月号「パスタdeデート」
[16]・3月号「京都ラーメン合戦」と続き、そして5月号の「いまどきのフェミニン、カフェ」
[17]。これも後に何度も特集をする「カフェ」である。「cafe´ salut」や「Le Pastis(現在のブション)」と並んで「キャピタル東洋亭」「イノダコーヒ」、何となくテラスっぽい店を集めている。カフェという着眼
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は正しかったし、よく売れた。2月号と5月号のタイトルは、ふり返ると何だか照れくさい(というか恥ずかしい…)が。ちなみに、5月号の特集の最後に「Recordi」を紹介していて、サロンを巻いたギャルソン風のスタッフが、そんなに高くないワインをワゴンサーブしてくれるスタイルは、ものすごく早くて、編集部の人気店になった。内装が辻村久信さんで、いわゆるデザイナーズカフェとかレストランのハシリだった。