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    京都ミステリー紀行

    昔の映画は面白い(その8)

    ~飛び出す映画は周期的に飛び出すか?~

     もう誰もが忘れているかと思うのだが、ひところ「これからの映画は3Dの時代だ」とか言って人もおられた。3Dというのは昔風に言うと「飛び出す映画」である。まあ、画面が立体的に見えるやつ。


     私は「2時間近くも脳に正常ではない認識をさせるのだから、こんなのばかり見ていたらいずれ頭がパーになる」と言っていた。だいいち、頭が疲れると思う。
     しかし、これを持て囃していた人が言ったように「3Dが最新技術」だというのはおかしかったのではないか。「飛び出す映画」は60年ほど前からあるから。
     
     3D(飛び出す)映画の第一号は1952年(昭和27年)の「ブワナの悪魔」という由。これに続いたのが「肉の蝋人形」(いかにもホラーらしい感じ)と「恐怖の街」(これはローラーコースターを使ったアクション物らしい)で、なるほど、飛び出す画面でお客さんを驚かすとなるとやはり恐怖とアクションになるのだな。

     初登場から30年後、3Dは再び持て囃された。1981~83年(昭和56~58年)に「カミン・アット・イヤー」(西部劇)「トレジャー・オブ・フォー・クラウンズ」(アクション物)「13日の金曜日PART3」(ホラー)が作られたほか、ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」が3Dでリバイバル上映されている。確かに、西部劇で馬や牛が暴走したり、飛んだり跳ねたりの大活劇だったり、ジェイソンの剣がビューンと飛び出したりすれば迫力ある。
     しかし「13日の金曜日PART3」って、「飛び出す映画」だったのは知らなかった。私は見てないが、目玉も飛び出したのかな。

    13日の金曜日PART3

     さらに30年後にまたもや作られた。
     3Dのブームというのは30年周期でやって来るのだろうか。行き詰ったらコケおどしの大作で事態を打開するのが聖林(ハリウッド)の流儀かも。しかし大金を使ってド派手な画面を作っても「スケールが大きい」とはいわない。
     数年前は「飛び出す映画」を「3D」と言い換えたのが功を奏したのか、割と評判になったようで、家庭用の3D用ゴーグルを買った人までいた。本当にこれから映画は全て3Dになると思っていたのだろうか。いくらぐらいしたのか知らないが安くはなかっただろうと思う。そのゴーグルは今どうなっているのであろうか。しばしば使うほど3DのDVDをたくさん買われたのだろうか。しかし最近は3Dというのは聞かない。まあ、私が知らないだけかもしれないけど。

     何はともあれ、また20数年後、飛び出す映画が話題になるかもしれない。
     いや、飛び出す映画ではなくて、観ている人が映画の世界にいるようになるヴァーチャル映画になっているかも。映画が飛び出すのではなく、観客が映画の中に飛び込むのである。そして、ジェイソンに襲われても自分は観客だからと安心していたら、本当に首を刎ねられるとか。中々シュールなことになるかもしれない、などど思っている。
    (来週に続く)
     

    【言っておきたい古都がある・394】

    谷口年史

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    谷口 年史(たにぐち・としふみ)

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