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    京都ミステリー紀行

    伏見街道を行く(その4)

    おかず屋, カトリック教会, ランプ小屋, 井上治療院, 伏見稲荷大社, 伏見稲荷大社のキツネ, 地蔵堂, 栄泉堂, 稲荷駅, 豆腐屋, 道澄寺

    〜ランプ小屋からカトリック教会まで〜

     さて、伏見稲荷の正面にはJRの稲荷駅がある。便利といえば便利だが、京阪電車も捨てがたい。
     まっすぐ本殿に向かうのならJR。
     いろいろなお店を見ながら入っていくなら京阪。
     棲み分けが出来ている。
     この二つに押されて肩身の狭いのが市バスである。1時間に2本ほどしかない。

     何はともあれJR稲荷駅のすぐ隣にはランプ小屋がある。
     ランプ小屋というのは、鉄道の客車及び駅務や保線用の照明用ランプ、燃料等を収納していた倉庫のこと。ランプ庫、危険品庫と呼ばれることもある。
     危険物を取り扱うことから堅牢な煉瓦造りとなっている。
     明治時代に建設された旧日本国有鉄道等の主要駅には一般的に存在したが、用途の消滅や駅の増改築に伴い急速に姿を消していった。
     現在も残っているのはこの稲荷駅のものも含め15ヵ所が確認できる。
     ちなみにこの稲荷駅のランプ小屋は明治12年(1879)に建てられた現存する日本最古のものである。

     余談だが、山口県岩国市の通津駅にあるランプ小屋は現在ではトイレになっているそうだ。
     歴史的な建物が再利用されているのは嬉しいが、トイレというのが、どことなく切ない。

     ところで稲荷駅のランプ小屋はJRに申し込めば内部を見学させてくれる。もっとも、近年では日本人の見学希望者は少なく、むしろ外国人が興味を示すらしいが。。。

     さて、感傷にふける間もなく私は南に向けて歩き出した。

     JRの踏み切りのすぐ横に地蔵堂がある。
     ここのお地蔵さんは近年の調査で平安時代にさかのぼる有難い仏像であることが分った由。
     このような普通のお寺でも文化財急のものが隠れているのだ。
     この日はお堂の正面をオープンにして気前良くそのお地蔵さんを公開していた。「何十年に一回」なんてケチ臭い事を言わないのがいいね。でも、ちょっと大らか過ぎるかも。

     お地蔵さんに手を合わせた私は踏み切りを渡った。

     ふと見るとおかず屋さんがある。まさかこれだけで商売が成り立つとも思えないので、仕出もやっているのだろう。

     そしてまたもや豆腐屋さんが。
     稲荷をはさんで反対側ということで2軒の縄張りが決まっているのかな。
     栄泉堂というお菓子屋さんを過ぎるとレトロな建物があった。

     井上治療院とあり、鍼灸のようである。
     2階の白い長方形の部分には、写真では分らないが、よく見ると右から左に読む「井上薬局」という文字の痕跡が残っている。
     薬局から治療院に商売換えしたのだな。
     見たところ流行っているようなので転換は成功したようだ。

     さらに進めば、これはモダンというか、イメージから外れるというか、木造ではないお寺がある。
     道澄寺というらしいが、浄土宗のお寺で、新興宗教ではない。
     似たような古さの建築物でも、治療院なら「レトロ」になり、お寺なら「モダン」になる。感覚というのは面白いものである。

     さてさて、京都といえば神社仏閣だが、伏見街道を歩いていると、カトリックの教会がその威容を現す。
     拍手パンパンや南無阿弥陀仏だけではなく、アーメンもあるのだ。
     まあ何という宗教性豊かな街道であろうか。
     この街道筋だけで生れたらお宮参り、年頃になったら教会で結婚、死んだらお寺でお葬式、というのが全部出来るのである。

     それどころか、もうすぐ12月だが、24日のクリスマス、大晦日の除夜の鐘、新年の初詣が街道筋だけで全部出来る。
     なんとまあ、便利の良いことか。

     伏見街道には神様も仏様もキリスト様もみんなお住まいなのである。
     のどかですなあ。

     で、続きはまた来週。

    【言っておきたい古都がある・25】

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