–図解–京都ラーメン分類
あまりに複雑で「京都ラーメンを筋道立てて図に」なんて
どだい無理なんだが、しかし! 誰かがやらねばならいのである!!
やるなら信憑性は高いに越したことはない。使命感を背負ってはみたものの、困ったときは博士を頼っちゃうのである。というわけで、本誌のラーメン特集ではすでにお馴染みの、「京都ラーメンマップ」を主催する武内真司さんに監修をお願いした。
まず本誌が’05年3月号で取り組んだ「京都ラーメンの定義」に則してジャンル分けをした。すなわち「鶏コッテリ」「背脂醤油」「豚アッサリ醤油」である。そこに昨今、多くなっている「Wスープ」「塩ラーメン」というジャンルを加え、さらに「九州ラーメン系」や「中華そば系」、ジャンル分け不可と思われるものまで列挙した。図の見方としては、基本的にタテに概ねの歴史を、ヨコ軸に味の幅をとった。のだが、これはもぅ便宜上てな感じである。
とにかくまず、自分が好きなラーメン店の名前を見つけていただきたい。そこから近い場所にあるラーメン店を片っ端から食べ歩いていただきたい。
京都ラーメンとは、
麺と具の特徴としては「比較的細めのストレート麺」と「九条系の青ネギ」を使用している。スープは「鶏コッテリ」「背脂醤油」「豚アッサリ醤油」の三種類が主流である
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京都ラーメン分類図1(上図)
京都ラーメン分類図2(左図)
「この店はむしろこっちに近いのでは?」「この店はココじゃないだろう!」などなど…、読者諸兄にも言い分はおありかもしれない。いや、おありだろう。当のお店とて、同じかもしれない。かくなる上は…、ページを切り刻んで福笑いみたいに「自分の流ラーメンの系図」をつくっちゃって下さい。
何だか言い訳ばっかりになってしまったが、でもそれぐらい難しいったら難しいんである!
でもこの図、結構自信あります。