ルネ・ラリックー香りと装いの美
いにしえの昔から女性の心をとらえてきた装いの芸術「香水」。
20世紀初頭に香りの需要が飛躍的に伸び、それまで特権階級の贅沢品であった香水が、一般富裕層の手にも届くものとなりました。いち早く香水メーカーの要望にこたえ、さまざまな香水瓶を生み出したのが、ガラス工芸家ルネ・ラリック(1860-1945)でした。
眼には見えない香りのイメージを美しい形に表した独創的な容器は、香りの歴史を塗り替える画期的な出来事でした。ラリックの香水瓶は、アール・デコのファッションとも結びつき、時代の流行を作り出してゆきます。
本展は、世界有数のガラス・コレクションを誇る長野県諏訪市の北澤美術館所蔵の所蔵品から、ラリックが制作した数々の香水瓶に焦点をあて、化粧小物やアクセサリー、パフュームランプと共に展示。ドレスやファッション・プレートと合わせ約160点をご紹介いたします。
女性美の崇拝者であったラリックにとって、香水瓶は一番愛着のあるジャンルでした。
小さな世界にラリックのすべてが詰まったガラス芸術の粋をご堪能ください。
☆★☆★ ~アール・デコの香水瓶と化粧小物~ ☆★☆★
■開催日時:2014/11/29~12/26 10:00~20:00
※ただし12月20日(土)から24日(水)は午前10時~午後8時30分 入館締切:閉館30分前
■開催場所:美術館「えき」KYOTO
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
■入 場 料:一般 900円 高大学生 700円 小中学生 500円
■主 催:京都新聞 監修/池田まゆみ(北澤美術館主席学芸員) 企画協力/imura art planning
■お問合せ:075-352-1111
■URL :http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/