秋の神泉苑狂言で紅葉狩
大念仏狂言は、念仏の妙理と勧善懲悪・因果応報の道理をわかりやすく親しまれながら得られるようにと工夫し、身ぶり手まね(ジェスチャー)で説法として始められたのが起源であると伝えられている。無言劇であるのも、広場で大ぜいの人に声のとどかぬことを考えての上のことと思われる。公演中は鉦、太鼓、笛などの囃子にあわせて演じられる。
神泉苑大念仏狂言とは
神泉苑狂言は明治36年に三条台若中からの奉仕出演と、神泉苑及び地域の人々の出演及び協力により「神泉苑大念佛狂言講社」が結成された。以来、ほぼ百十年にわたって狂言を執行しており、昭和58年6月1日には京都市の無形民俗文化財に登録された。当講社では、この民俗芸能を保存、継承するため神泉苑狂言として公開し、伝承公開活動に取り組んでいる。
神泉苑狂言の番組
節 分 せつぶん |
炮烙割 ほうらくわり |
大仏供養 だいぶつくよう |
橋弁慶 はしべんけい |
熊 坂 くまさか |
大江山 おおえやま |
土蜘蛛 つちぐも |
花 折 はなおり |
愛宕詣 あたごまいり |
道成寺 どうじょうじ |
桶 取 おけどり |
賽の河原 さいのかわら |
鵺 ぬえ | 花盗人 はなぬすっと |
紅葉狩 もみじがり |
大原女 おはらめ |
餓鬼角力 がきずもう |
玉藻の前 たまものまえ |
船弁慶 ふなべんけい |
蟹 殿 かにどん |
堀川御所 ほりかわごしょ |
山端とろろ やまばなとろろ |
夜討曽我 ようちそが |
羅生門 らしょうもん |
大黒狩 だいこくがり |
酒蔵金蔵 さかぐらかなぐら |
安達が原 あだちがはら |
本能寺 ほんのうじ |
湯 立 ゆたて |
棒 振 ぼうふり |
○日程
平成28年(2016)
初 日:11月4日(金)
夜の部 18:30~21:30
第二日:11月5日(土)
昼の部 13:00~17:30
夜の部 18:30~21:30
第三日:11月6日(日)
昼の部 13:00~17:30
夜の部 18:30~21:30
○場所
神泉苑境内東側の狂言観覧席
11/4~6に開かれる神泉苑狂言で、神泉苑龍王市が開かれています。
☆★☆★☆ 神泉苑大念仏狂言 ☆★☆★
■開催日時:2016/11/4~11/6 13:00~17:30 (5,6日) 18:00~21:30(4,5,6日)
■開催場所:神泉苑 京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町166
■料 金:無料
■お問合せ:075-821-1466 shinsenen1200@mbox.kyoto-inet.or.jp
■URL :http://www.shinsenen.org/nittei.html