節分/三色の鬼が踊るというが・・・赤鬼・青鬼・で何色の鬼なのか。
節分に登場する鬼の色には五色だそうだ。それぞれ人間の持つ煩悩の種類らしい。
千本釈迦堂のおかめ福節分祭は、招福の主役「おかめ」に目を奪われ、赤しか覚えていない。
その五色の鬼・・・・・
◆赤鬼… 貪欲。全ての悪心の象徴で、豆をぶつけることで自分の中の悪い心が取り除かれる。
◆青鬼… 怒り・貧相。自分自身に豆をぶつけることで、徳を呼びこむ。
◆黄鬼… 我執(がしゅう=ワガママ)。自己中心的な甘えを反省し、豆をぶつける。
◆緑鬼… 不健康。→不摂生を反省し、健康を願って豆をぶつける。
◆黒鬼… 愚痴。卑しい気持ちを追い払い、豆をぶつけて平穏を願う。
と謂われている。
記憶と写真を遡ってみるが・・・その色が釈然としない。
五色だったのか、三色の鬼であったように思うが、どこが何色の鬼かを宙では言えない。
吉田神社の追儺式「鬼やらい」では、赤、青、黄の三色の鬼が登場する。
黄色は梔子色(くちなしいろ)で、厄除け札「疫神斎」の色に近い黄色である。
紫式部の邸宅跡で知られる廬山寺の「鬼法楽」では赤、緑に黒色が登場していた。
黄色ではない白色もいるようだ。
聖護院門跡は赤と青(緑)と黄である。
赤鬼のいないところはどこもなかった。
何処も、貪欲になって、怒ることを戒めているということだろう。
人の中にある邪悪は、貪欲と怒りが最も多いということか。
各社寺の鬼さんの色は必ずしも同じではないようだ。
とくとご覧あれ。
そして、教えて貰えるとありがたい。