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    京都ミステリー紀行

    令和改元

    ~私はそれを路上で聞いた~

     元号が改まりました。読者の皆様にはこれまで通りこのコラムをご笑覧いただければ幸いです。

     

     
     さて、問題の新元号発表の日は4月1日ということで、何もエイプリルフールの日を選んで発表しなくてもいいではないかと思っていたのだが、今回は崩御ではなく譲位に伴う改元ということで、かなりの浮かれ気分が蔓延していたようだ。わりとあちこちで「次の元号は?」とかの予想が行われていた。そして下馬評を見ると、中々どうして、かなり「本格的」なものが登場していて、陰謀論一番人気の「安久」をはじめ、「永元」といった「いかにも」と思わせるものまで多岐に亘り、元号というものが広く受け入れられていることを如実に示したのである。

     ところで、その新元号発表であるが、その日、私はツアー中であった。歩いている最中に後ろでお客様が
    「そろそろ発表じゃないの」
    「そうだ、そうだ」

    と、歩きながらスマホを操作されたようで、そのまま新元号の発表を私の後ろを歩いているお客様から聞いた。正面からの発表ではなく、後ろからであった。

     で、最初はよく聞き取れなかったので「英和」かと思ってしまった。ところがほかのお客様の中にもこう聞いた人がいたようで、改めて「れいわ」と聞かされた。

    「れいわ?」

     私は咄嗟に漢字が浮かばず、「礼和」かと思ってしまったのである。
     これまた他のお客様も漢字が分からなかったようで、何回か聞き直した挙句、「令和」であると分かった。私などは一瞬「霊和」かとも思ってしまった。
     で、お客様方の反応なのだが、これは単純明快。

    「何だかな~」

    というものであった。
     そう。私も何だか拍子抜けしてしまったのである。

    「ゆるいなあ~」

    とでも言えばいいのだろうか。そりゃ、ゆるキャラが全国にいっぱいいるとはいえ、元号までゆるくしていいのか。
     もちろん、中共(中華人民共和国)の顔色を窺って靖国神社に行かないようなヘタレの総理大臣が決めたわけだから、そもそも期待してはいけなかったのかもしれない。しかし、「もうちょっと何とかならへんかったんかいな」というのが私の第一印象であった。

    「悪くはないけど、何だかなあ」
    「悪くはないけど、字面がなあ」

     どうも、しっくりこない。
     でも、しばらくしたら慣れるのだろう。

     令和改元のお祭商戦であっちもこっちも令和、令和が花盛りだが、私はこれは政府も大方の国民の反応が「何だかなあ」だと思えばこそ、このようなキャンペーンをしているのではないかという穿った見方をしている。しかも今回はこの元号の発案者までが明らかにされた。これは総理大臣が「何だかなあ」の矛先が自分に向いてこないようにしたのではないかという、これまた穿ちに穿った見方を私はしている。
     まあ、令和が気に食わなければキリスト暦を使えばよいわけであるから、文句を言う筋合いもないのかもしれない。実際、この元号を気に入っている人たちもいる。でも、そういう人たちの多数はどんな元号になろうと喜ぶ人たちだろう。

     
     何はともあれ、新元号を路上で聞いた私は、その出典については何も情報がなかった。帰宅して確かめて初めて『万葉集』から採られたことを知ったのである。そこで思った。
     中国の古典からではなく、日本の古典から採ったからちょっと軟弱なものになってしまったのかな、と。まあ、今の総理大臣が反中だから漢籍を避けたわけでもないだろうが。
     それでも、先ごろ発表された新札の肖像とも合わせて、総理大臣をやっている安倍晋三氏はセンスというものがないのだなと思ってしまうのである。
     

    【言っておきたい古都がある・334】

    谷口年史

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    谷口 年史(たにぐち・としふみ)

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