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    京都ミステリー紀行

    昔の映画は面白い(その5)

    ~旧約聖書の映画があるのだから古事記のも作ったらどうか~

     かつてスペクタクル映画といえば旧約聖書を題材にしたものがそう言われたりした。「天地創造」とか「十戒」とか。宗教臭いことは考えずに、ただただ面白い映画だと思って楽しめばよいのだ。
     

     私の子供の頃には俳優で言えばチャールトン・ヘストンがスペクタクルの定番だったと思う。
     スペクタクルというのは70ミリの大画面でこれまた大掛かりなシーンが展開する映画で、旧約聖書の話はスケールが大きいので超弩級のド派手な場面が作りやすいのかな。
     もつとも、旧約の話はユダヤの古典で聖林(ハリウッド)の古典ではありませんが。
     それに、厳密に言えば旧約聖書のエピソードを映像にするというのも「偶像を作ってはいけない」という戒律に違反するのでは?

    十戒 1956年

     日本で同じような事をやろうと思えば、やはりネタ本は『古事記』か『日本書紀』だろうか。ヤマトタケルの話はすでに梅原猛が戯曲にしている。どこか映画化はしないのかな。

    ヤマトタケル 単行本
     話題性抜群になるのが間違い無しなのは「天岩戸」のエピソードに違いない。誰がアメノウズメノミコトをやるのか? 記録に残る世界最古のストリップなので画面でもしっかりと見せてもらわなければならない。
     『古事記』を少し変えて、天岩戸の前での踊りは本当はアメノウズメノミコト1人で踊ったのではなく、48人いたことにすればどうだろうか。つまりアメノウズメノミコトはそのセンターだったと。48人が裸で踊ったら壮観ですよ。

     聖林の旧約聖書映画に対抗する日本映画を作るとすれば、「スペクタクル」というキーワードで見れば外せないのがスサノオノミコトである。何と言ってもヤマタノオロチとの対決があるから。わが国の怪獣特撮映画をみれば古事記にあるこの有名なお話も簡単に映像化できると思うのだが、簡単すぎてありきたりになってしまうのかも。

     内容的に一番面白いのは大物主神(おおものぬしのかみ)がセヤダタラヒメと結ばれるシーン。これは世界中の神話の名場面を集めても必ずベストテンに入る。
     勢夜陀多良比賣(せやだたらひめ)は容姿麗美でそれを見た大物主神は、

    「その美人の大便(くそ)まれるとき、丹塗矢となりて、その大便まれる溝より流れ下りて、その美人の陰(ほと)を突きき」

    という行為におよんだ。
     要するに、便所で強姦したのだ。
     こうして二人は結ばれたのである。私の持ってる岩波文庫版では87ページにこの話がある。今は活字の組み方が変わってページがずれているかもしれないが、「中つ巻」の「2・皇后選定」のところだ。
     日本の神様は大らかなのだ。丹塗矢で陰を突くのだから中々シンボリックでもあって、ギリシャ神話にも負けない。
     京都で映画にしませんか、東映さん、松竹さん。
    (来週に続く)

    【言っておきたい古都がある・391】

    谷口年史

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    谷口 年史(たにぐち・としふみ)

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