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    京都ミステリー紀行

    暗がりに御用心

    ~暗闇には何が潜んでいるか分からない~

     京都御所の人気の少ないエリアに3人の若い女性が歩いていると、松の陰からイケメン男性が現れて声を掛けてきた。

     


     女性は3人とも胸ドキドキ状態。そして男は1人の女性を選び、カップルとなって松林の陰に消えたのだった。
     残った2人の女性は男女が消えたほうをチラチラと見ながら手持ち無沙汰に待っていた。木陰では楽しそうな声がしている。「ほっといて行ったろか」とばかりにジェラシーを感じながらその辺をウロウロしていると、いつの間にか声もせず不気味な静けさが漂っているではないか。
     胸騒ぎを感じた2人は友人とイケメン男が消えた木陰に走っていった。すると。。。
     男の姿はなく、友人は無残な死体となっていた。
     この事件があってから、「寂しい場所で知らない人に声を掛けられてもついて行ってはいけない」という警告が出たという。

     まあ「いかにも」という話なのだが、これは何時の事件でしょうか?

     平安時代である。御所にあった宴の松原で起きたとされている。
     気を付けよう甘い言葉と暗い道。
     千年たっても変わっていないのであります。

     ところで、今の日本で起きている殺人事件の半分以上は「顔見知りの犯行」なのだそうである。
     つまり、過半数の被害者は知ってる相手に殺されている。
     これって、「知らない人」について行くよりも「知ってる人」について行くほうが危ないのではないのか?
     私たちは何を信じれば良いのやら。。。
     先ほどの宴の松原での事件でも分かる通り、美人は気をつけなくてはならない。
      ただ、それでは美人ではない人は気をつけなくいも良いのか?
     「私はブスだから」と安心しても良いものか?

     いえいえ、それはいけません。
     暗がりに御用心。
     暗かったら顔なんて分りません。明るかったらパスしてもらえるような容貌でも、暗かったら分らない。「夜目、遠目、笠の内」は誰でも美人に見えるという。決して「自分はブスだから大丈夫。襲われる心配なんて無い」などと思ってはいけないのですよ。
     暗がりには何が棲んでいる分からない。それに人間と異形のモノとでは美的感覚が違うかもしれないし。つまり、われわれから見れば「容姿端麗ではない」と思っても、異形のモノにとっては「美人」かもしれないわけである。
     たとえば、『四谷怪談』のお岩さんの崩れた顔が異形のモノが見れば

    「べっぴんしゃ~ん!」

    になるかもしれないのだ。
     くれぐれも暗がりにはご用心。

    【言っておきたい古都がある・398】

    連載第400回いよいよ迫る。
    2012年6月5日に第一回「あきれカエル? ひっくりカエル?」から数えて、8年。
    本コラムは、いよいよ8月18日に連載400回目。

    谷口年史

    プロフィール、バックナンバーリスト
    谷口 年史(たにぐち・としふみ)

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