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    京都ミステリー紀行

    お寺の未来(後編)

    ~仏教は日本人の琴線に触れる~

     さて、前編でも少し触れたが、宗教法人の非課税特権を批判する人の念頭にあるのはいわゆる観光寺院である。有名な清水寺とは別に、近年、次のような話が囁かれている。

    「某寺の住職(門跡)は銀行員だったのが定年になってから寺を継いだ。その息子も三十代で寺の執行長である。修行なんかしてないではないか」

     確かに、お説ごもっとも。

    101214_DSC_0331 このていたらくでは仏教離れが起きるのではないかと思いきや、今でも日本人にとって仏教というのは何か琴線に触れるらしい。そして、そこに付けこむ偽坊主が現れる。
     京都で橋に立って托鉢している坊さんはほとんど本物だが、中にはかなりいい加減なのがいて、大阪では曹洞宗の衣を着て浄土真宗の袈裟をかけた奴がいたという。
     偽者でもせめてコーディネートには気を配ってほしい。

     もう10年以上前の話だが、わが家にも偽者が来た事がある。
     ぱっと見ただけでも、笠は土産物用ではないかと思われ、ラミネート加工されているかのようにピカピカに光っていたし、足元を見れば普通のスニーカーを履いていたし、極めつけは団扇太鼓の叩き方。ただ単にトントントントン鳴らしているだけ。普通は

    トンツク、トントンツクツク。
    トンツク、トントンツクツク。

    が定番ではないのかな。
     もちろん、その時々によって色々な打ち方があるとは思うのだが、見るからに胡散臭かったので、父親の真似をして

    「どうぞお通りやす」

    と言ったら、すぐに立ち去るかと思ったのに、しばらく家の前に留まっていた。
     あれは偽者だったと思っている。
     もっとも、こういう偽者は昔からいて、室町時代には山伏の格好をして法螺貝を吹きながら家々からお布施をせしめる輩がいた。だから今でも嘘をつくことを「ほらを吹く」と言う。
     昔からこんなのがいたということは、日本人にとって仏教というのは何か心に響くものがあるのである。DNAに書き込まれているのかもしれない。
     だから新興宗教でも仏教系が多い。

     近年、積極的にその存在をアピールしている仏教系新興宗教がある。伝統宗教の某宗派と紛らわしい名前の教団である。
     ここの道場だかに泊まると良い修行になるのだそうであるが、宿泊費は一泊36万円である。高級ホテルのロイヤルスイート並だが、それだけのお金を出して泊まりに行く人がいる。神道やキリスト教系ではここまで出す人はいないのではないか。
     これほど仏教に何かを求める人たちがいる。

     なぜ伝統仏教の教団がその人たちの受け皿になれていないのか。

     それは今の伝統仏教がだらしないからだろう。

     社会的な問題を起こす新興宗教が出できたとき、それは伝統宗教自身の問題でもあるという受け止め方が出来ずに、心の闇がどうのこうの、マインドコントロールがどうのこうのと言っても仕方がないのである。

     で、どうなるのかなのだが、こで終わってしまったのではその辺の有識者みたいになってしまう。故に私はここで伝統仏教を弁護する。坊さんだってボヤ~ッとしているわけではないのだ。

     仏教が日本人の琴線に触れる証拠として、しばらく前に『美坊主図鑑』という本が出た。ご存知の方も多いと思う。こんな本(写真集)が出るというだけでも唖然なのに、それに私の知人が2人も載っていたのには驚いた。
     何はともあれ、いわゆるタレント坊主とは違い、様々な坊さんが宗派を挙げて、あるいは宗派を超えて活動している。
     が、その話を書こうとしたら字数が尽きようとしている。「後編」なのに話が終わらないのである。
     ということで、この話題は次が「完結編」ということで、来週に続く。
     

    【言っておきたい古都がある・82】

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