府庁の枝垂れ
桜で悟り
京都府庁旧本館 重要文化財 中庭
府庁の中庭といっても公園の庭レベルではない。なにせ造庭の雄「植治(七代目小川治兵衛)」の手によるものである
平成22年3月、著名な桜守佐野藤右衛門(さの とうえもん)氏の調査により、その桜の一つが大島桜と山桜の特徴を持つ、めずらしい品種ということが判明した。そこで氏により、この山桜を容保桜(かたもりざくら)と命名された。
府庁旧本館中庭の桜の名木
・中央の枝垂れ桜
・一重の紅枝垂れ桜
・大島桜
・容保桜
・八重の紅枝垂れ桜
これらは、京都府府有資産活用課が詳しい。
http://www.pref.kyoto.jp/news/event/2010/5/1274170165851.html
京都府庁旧本館は、明治37年(1904)竣工。現在も執務室や会議室として使用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のもの。
平成16年(2004年)国の重要文化財に指定された。
ルネサンス様式で、西洋近世の大邸館をほうふつとさせる。「建物内部には和風の優れた技術が巧みに取り入れられており、内部意匠は建築よりも、むしろ工芸品といった趣さえ感じらる」と評されている。