府庁旧本館

府庁旧本館中庭には、円山公園の初代のしだれ桜の孫に当たるしだれ桜を始め、6本の桜があり、多くの府民の方に親しまれているところです。
 この度、桜守として活躍されている佐野藤右衛門(さの とうえもん)氏※の調査により、その桜の一つが大島桜と山桜の特徴を持つ、めずらしい品種ということが判明しました。
 つきましては、佐野藤右衛門氏に、この山桜について命名をお願いしましたところ、下記のとおり命名していただきましたのでお知らせします。
 また、案内板の除幕式を行いますので、併せて御案内いたします。
 ※佐野藤右衛門氏=桜守として全国的に有名な造園家。旧本館中庭中央のしだれ桜は氏によって植えられた。平成18年度京都府文化賞功労賞を受賞
「容保桜(かたもりざくら)」
 京都府庁の敷地にはかつて京都守護職上屋敷があったことから、当時の守護職であった、會津藩主 松平容保(まつだいらかたもり)の名を取って「容保桜」(かたもりざくら)と命名されました。
 なお、命名にあたっては、松平家第14代当主 松平 保久(まつだいらもりひさ)氏及び京都會津会会長 森田嘉一(もりたよしかず)氏(京都外国語大学総長)の御了解を得ています。
 松平容保(まつだいらかたもり)は幕末、京都守護職として新選組を配下にし、京の治安を守っていたと言われています。