渉成園は池泉回遊式庭園をもつ東本願寺（真宗本廟）の飛地境内地です。1641（寛永18）年に三代将軍・徳川家光から当地（約一万坪）が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。
園内の諸殿は1858（安政5）年、1864（元冶元）年の二度にわたって焼失。現在の建物は明治初期から末年ごろに至る間に順次再建されたものです。庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三勝」や「十景」と称されて、高い評価がなされています。

その渉成園で、11月1日から5日間限定の特別公開が実施されます。

　
この特別公開にともない、
版画家・棟方志功が宗祖親鸞聖人700回御遠忌を記念して描いた襖絵がある園林堂（おんりんどう）の特別公開と、
漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風「親鸞」の特別展示が行われるほか、
大政奉還150周年記念プロジェクトによる徳川慶喜作「渉成園　染筆」他東本願寺旅館一見書類の展示、
ジュディオング作木版画「廊橋浅秋」のお披露目が催されます。

☆★☆　秋の渉成園特別公開　☆★☆
■開催日時:2017/11/1～11/5　　 9:00～17:00
■開催場所:渉成園（枳殻邸）
■料　　金:庭園維持寄付金600円以上（高校生以下250円以上）『渉成園ガイドブック』を贈呈
■お問合せ:075-371-9210 東本願寺本廟部参拝接待所
■URL :http://www.higashihonganji.or.jp/news/info/21354/