『メタボリズムをこえて』ジャパン・プレミア上映会~ドイツ人映画監督の見た国立京都国際会館~
『メタボリズムをこえて』Beyond Metabolism
監督:フォルカー・ザッテル、シュテファニー・ガウス
2014年/ドイツ/41分/カラー/音声:英語・日本語/日本語字幕付
台形・逆台形、そして、六角形…。圧倒的なスケールを持つ複雑な構成の建物の中で、六角形は、まるで幾何学模様の『建築のDNA』のようだ。建物内の通路、内観、外への展望、そして、様々な空間が映し出され、巨大建築の全貌がゆっくりと浮かび上がる。ここは、1966年に丹下健三の弟子であり右腕でもあった建築家・大谷幸夫(1924~2013)が設計した国立京都国際会館。1960年代、大高正人、槇文彦、菊竹清訓、黒川紀章らの建築家は、新陳代謝し有機的に変化していく建築と未来都市を目指す建築運動『メタボリズム』を展開した。彼らと時代を共有しつつも独自の視点から人間と建築の関わりを追求し続けた故・大谷幸夫氏の目指した国際会議場とは、どのようなものだったのか?
本ドキュメンタリーでは、普段は見ることの出来ない国際会議場の日常が、静謐で美しい映像によって綴られていく。また、貴重な映像資料や同時通訳者の回想も交えて、1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)と「京都議定書」の採択に至るまでの国際会議場での緊迫した舞台裏を浮き彫りにする。
ドイツの原発解体ドキュメンタリー映画『アンダー・コントロール』で国際的に高い評価を得たフォルカー・ザッテルとシュテファニー・ガウス両監督の最新作。
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プログラム
●第一部 作品の趣旨について ※独日通訳付
フォルカー・ザッテル、シュテファニー・ガウス(映画監督)●第二部 『メタボリズムをこえて』 作品上映(14:00~14:45頃) ※日本語字幕付
●第三部 座談会 『歴史を目撃した未来への文化遺産
―国立京都国際会館をめぐって』(15:00~16:30) ※独日通訳付
コーディネーター:
松隈 洋(京都工芸繊維大学 教授)
参加者:
フォルカー・ザッテル(映画監督)
シュテファニー・ガウス(映画監督)
山本 敬則(大谷研究室 代表取締役)
松本 哲夫(剣持デザイン研究所 代表取締役)●第四部 建築家とインテリアデザイナーによる館内ツアー(16:30~17:30頃)
建築コース、インテリアコース各先着30名
☆★☆★ フォルカー・ザッテル&シュテファニー・ガウス監督 ~ドイツ人映画監督の見た国立京都国際会館~ ☆★☆★
■開催日時:2014/4/27 開場 13:00 13:30~17:30頃
■開催場所:国立京都国際会館
京都市左京区岩倉大鷺町422番地
■料 金:入場無料(申込不要 当日先着200名)
■主 催:(公財)国立京都国際会館、Goethe-Institut Villa Kamogawa
■お問合せ:075-705-1218 国立京都国際会館・企画事業室
■U R L:http://www.goethe.de/ins/jp/kam/ver/ja12558348v.htm