鳴き龍の寺☆相国寺 秋の特別拝観 2019
みどころ
法 堂(重要文化財 本尊釈迦如来像 鳴き龍)
方 丈(平成25年に大修復が行われた)
開山堂(開山堂庭園)
法 堂 重要文化財 本尊釈迦如来像 鳴き龍
法堂(ハットウ)は、慶長10年(1605)、豊臣秀頼の寄進により、5回目の再建になり、我が国法堂建築の最古のものである。正面28.72m、側面22.80m
狩野光信筆 径 約9m
禅宗の法堂の天井にはよく龍が画かれています。龍は仏法を守護する空想上の瑞獣でその長を龍王、龍神などと称し、八部衆の一つに数えられています。
慶長十年(1605)相国寺の法堂が五建された際、狩野光信によって画かれた本図は、円相内にその全容をくっきりとえがき出されていて、彩色も実に綺麗に 残っています。円相外に雲が画かれていたのですが剥落し、今は僅しか残っていません。日本美術史研究上必要な文献として知られる「本朝画史」の編者、狩野 永納(1631~97)は本図を狩野光信(1565~1608)筆としています。無款ではあるがまさしく光信筆であります。
方 丈 初建以来幾度も焼失して現在の建物は、天明の大火を経て文化四年(1807)に開山堂、庫裏と共に再建されたものです。造りは一重、入り母屋造り、桟瓦葺 き、切妻造りとなっています。桁行25m、梁間16mで、方丈としては大規模な建築で、平成十九年(2007)に京都府指定有形文化財となっています。
法堂の天井にある龍の絵(蟠龍図/ばんりゅうず)は狩野光信の手になり、特定の場所で手を打つと多重反響現象(フラッターエコー)で反響するため、「鳴き龍」と呼ばれる。円の縁あたりで叩くと、鳴いているように響き、立つ位置がずれると聞こえない。
☆★☆★ 相国寺 秋の特別拝観2019 ☆★☆★
■開催日時:2019/9/25~12/15 10:00~16:00(受付終了)
- 10/18(金)〜21(月)は開山忌法要のため拝観を休止。
- 10/3(木)4(金)5(土)、12/8(日)は法要・行事のため拝観時間に一部変更。
■開催場所:相国寺
〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
■入館料金:一般800円 65歳以上・中高生700円 小学生400円
■お問合せ: 075-231-0301
■URL : http://www.shokoku-ji.jp/