Deux Cochons ドゥ・コション
そのウンチクに、正解なんてない。
ワインはもっと自由なんだから
チョイブラ一杯、フレンチで。
バルやバールの大流行は知っている。「フレンチには、そういう店はないの?」というと、ちゃんとある。立ち飲み気分なグラスワインとアテひとつ、で始まる夜(もしくは終える夜)。「ちょっと一杯」なフレンチから始めよう。
約一年半のフランス修業で、オーナー夫妻が出会った「ヴァン・ナチュール」。ビオよりも自然で、ただ葡萄だけでつくるワインだ。そのワイン蔵を一つひとつ巡るうち、つくり手のキャラクターとワインの個性がぴったり重なる奥深さに魅了されたという。そんな夫婦が開店したワインバーは、「ほら、リストの文字だけだと、頭が痛くなるでしょ?(笑)」と、ワインがいつも傍らにある本場に倣った「見て、選べる」スタイル。品種と値段、つくり手のポラ写真などを貼りつけた、棚に並ぶ空ボトルからふっと目に留まったものを選べばいい。飲み比べるうち、例えばその味わいに控えめな余韻があれば、物静かで繊細な作り手のイメージがふわんと頭の中に浮かんでくる。…こんな新たなワインの愉しみを知るうちに杯は進み、夜更けはあっという間。
Deux Cochons ドゥ・コション
京都市中京区新町通蛸薬師下ル
百足屋町372-3
075・241・6255
18:00〜24:00/火休
【平均予算】3000円
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