祇園御祖櫻をご存知か!?
嵐山でも円山でもない。京都人の花見はここから始まる。
円山公園の祇園しだれ桜を知らない人はいない。メジャーな枝垂桜の名木である。
しかし、その先祖となる木を知る人は意外に少ない。それがこれである。
今が盛りと艶姿を見せていた。
それが、平野神社の桜苑の南東域にある「祇園御祖桜(ぎおんみおやざくら)」である。
境内全域では50種約400本の桜があるが、例年は3月初旬に桃桜・河津桜が開花し、中旬頃からは魁桜(サキガケ)が開花する。
魁桜が咲くと、京都の花見シーズンの幕開けと言われ、門前の魁桜に人々の注目が集まる。
今年は開花が遅く、今日が満開見頃となっていた。
平野神社は・・・ここ 地図
魁(サキガケ)、桃桜、染井ヨシノ、紅しだれ、平野妹背、虎の尾、寝覚、一葉、旭日(キョクジツ)、胡蝶、衣笠 、大内山、白雲、御車返(ミクルマカエシ)、大島、芝山、白妙、麒麟、楊貴妃、嵐山(ランザン)、普賢象(フゲンゾウ)、おけさ、瓢箪、松月、手毬、撫子、有明、御衣黄、突羽根など約50品種には、平野神社が原木となる珍種が数多い。
今日の見頃だったのは、上左/李(すもも)桜 上右/ アーモンド桜(扁桃桜) 下左/陽光桜 下右/雪山桜
次々と開花が連なり、約1ヶ月間花見ができるのは植物園と平野神社ぐらいだろう。
また、ソメイヨシノが満開の頃は桜苑の空が見えなくなり、まるで桜の天井ができあがり、夜桜見物の宴席で賑わう。これは江戸時代頃からの風物詩で、桜の名所として夙に知れ渡る程だった。
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