岡崎桜回廊十石舟めぐり 明26日就航
東北東日本大震災の悲劇に桜の開花も躊躇しているのだろうか。
大地震の災害に加えて、原発の放射能汚染の不安は未だ続く恐怖である。
しかし、明日に向かって生きなければならない。
野菜が、食物が、土壌が、いや水が・・・とうとう東京都は真っ先に備蓄のペットボトルの水を23区などへの放出を発表している。
関東では、コンビニやスーパーのペットボトルの水の棚は空っぽの状態が続くという。
琵琶湖の水が疎水によって市内に引き込まれている京都。
平成15年京都、滋賀を会場に、「第3回世界水フォーラム」が開催され、その開催を記念して日本財団より木造の十石舟2艘の寄贈を受けて、平成16年より本格運航した「十国舟めぐり」の舟が、その疎水に今土曜日より就航する。
なんと恵まれた、贅沢なことなのだろうか。
同じ日本列島に住まいして、天国と地獄を見るようである。
十石舟に揺られ、開いた桜の花が見られる頃までには、放射能汚染の全ての不安が解消され、明日に生きる勇気だけが喚起できることになっていて貰いたい。あと一息であることを願って。
京都市動物園や京都国立近代美術館などが建ち並ぶ疏水の周りを、十石舟から ソメイヨシノやヤマザクラを眺めながら、夷川ダムまでの往復約3キロを、約25分で進む。
期 間:3月26日(土)~5月8日(日)
午前9時30分~午後4時30分まで15分間隔で運航
場 所:京都府京都市左京区南禅寺 舟溜り乗船場
料 金: 高校生以上1000円、小中生500円 (先着順に乗船券を販売)
乗船場:京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約5分
定員24名 1日29便で「へいあん」「みやび」が就航。
問 合:075-321-7696(京都府旅行業協同組合)
http://kyoto-tabi.or.jp/jikkokufune.html