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    京都ミステリー紀行

    幽霊・亡霊・死霊・生霊・怨霊(その6)

    ~霊よりも恐い人の情念~

      前回、生霊の話を書いた後で、「生霊が抜け首になる」という情報を得た。しかも、その抜け首の見たものが夢なのだと。

     だが、そうなると夜の街中は飛び交う首で大変な混雑だろう。ときには首同士が衝突するかもしれない。昼寝のときは真昼間に首が抜けて飛ぶのだろうか。昼寝をしている人の首が抜けてなくなっているところの目撃者が居てもいいはずだが、そんな人の話しは聞いたことがない。

     

    兵六物語
    兵六物語
     見方を変えれば首ではなく魂が抜けて飛んでいくのだろうが、そうなると「抜け首」とは言えないだろう。何にしても、抜け首という妖怪はいるにしても、生霊とは関係ないと思う。

     さて、生霊を飛ばすというのはひたすら相手のことをネガティヴに思うことで、これが強く長時間続けば呪いになる。この「長時間」というのが「長期間」に通じるのがミソである。
     たとえば、ここに「丑の刻参りで人を呪い殺した」と言う人が居るとしよう。
     その人に「どのぐらい呪っていたのですか」と尋ねたら

    「30年!」

    という答が返ってくるかもしれない。
     呪いとはそういうものである。1日や2日、あるいは1年や2年で諦めるようでは呪いとは言えないのだな。これを「何かに取り憑かれている」ともいう。
     つまり、少し暇なときなどに相手に対するイラッとしてしまうエピソードが頭をよぎる。そうなると「あいつはあの時あの時あの時」と超ネガティヴなマイナス思考で頭が一杯になる。目は吊り上がり握り拳が大きく震えると。
     その姿を誰かに見られたら大変である。
     毎晩、丑の刻参りをしているというのは、その人にとってのガス抜きかもしれない。一種の安全弁なのだ。
     もっとも、その安全弁がはずれたから丑の刻参りをしているのだという主張もあるだろうけど。
     しかしまあ、誰にも見られない限り誰の迷惑になっているとも言えない個人の行いである。その行為によって日常生活の安寧が保たれているなら、丑の刻参り効用論というのも出てくるだろう。
     まあ、30年ほど続けて、相手は普通に(老衰とかで)死んでいるのに「丑の刻参りで殺した」と思って、そう思うことによって心の平安が得られるならそれでもいいか、と思う次第なのである。
     でも、「丑の刻参りセット」がネットで買えるというのは、やはりチト怖いが。

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     生霊というのもひとつの執着なのだろう。
     忘れたくても忘れられない。思わないようにしようとしてもその思いが心をよぎる。生霊というのは人間の情念である。
     その情念はおぞましく、凄まじい。そして浅ましく、痛ましい。

     立場の弱い人の情念は生霊になる。

     本当に生霊に取り憑かれているのは呪っている本人かもしれない。
     丑の刻参りで呪われている人は、自分がそんなことの対象になっているなんて知らないまま天寿を全うする。呪っているほうはようやく何十年の願いがかなったと満足する。ということは。。。。

    生霊は本人に取り憑く。

     これはこれで厄介である。被害者はどこまでも、いつまでも被害者なのか。

     翻って加害者のほうはどうか。
     幽霊は加害者に取り憑く。
     何が加害者に幽霊を見せるのか?

     次週いよいよ完結編。

    【言っておきたい古都がある・186】

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