王子動物園の「サクラ」と繁殖に取組☆ニシゴリラ「モモタロウ」
ニシゴリラの来園について
京都市動物園に神戸市立王子動物園からニシゴリラが来園しますので,お知らせします。
1 来園予定日 平成27年7月8日(水曜日)
※ 当日の取材については,動物の搬入に支障を来たす恐れがありますので,御遠慮願います。
2 公開予定日
平成27年7月上旬
※ 公開日については,検疫後,改めて動物園ホームページ(http://www5.city.kyoto.jp/zoo/)でお知らせします。
3 来園するニシゴリラについて
⑴ 愛 称 サクラ
⑵ 性 別 メス
⑶ 生年月日 昭和53年1月(野生由来)
⑷ 年 齢 推定37歳
4 来園の目的
当園で飼育中のニシゴリラは,現在,オスの「モモタロウ」とメスの「ゲンキ」,その息子の「ゲンタロウ」の3頭を飼育しています。今回,繁殖のために「サクラ」をブリーディングローン(繁殖を目的とした貸借契約)により,所有者である神戸市立王子動物園から借り受け,「モモタロウ」との間で繁殖に取り組みます。
神戸市立王子動物園では,平成16年からニシゴリラのオスの「ヤマト」とメスの「サクラ」との間で繁殖に取り組んできましたが,これまで2頭の間に子供は生まれていません。国内のゴリラの頭数が減少傾向にあり飼育下繁殖が大きな課題となっていることと,本園に4例の繁殖実績があり,ゴリラ本来の単雄複雌群での飼育管理ができる新しい施設「ゴリラのおうち」を備えていることから,公益社団法人日本動物園水族館協会の生物多様性委員会の調整により本園で「サクラ」を預かり,新たな繁殖に取り組むことになりました。
なお,「ヤマト」は平成27年6月17日に福岡市動物園に移動します。
(参考)ニシゴリラ(英名:Western Gorilla 学名:Gorilla gorilla)
ニシゴリラは西アフリカの熱帯雨林に生息している。雄は成長すると背中が銀白色になりシルバーバックと呼ばれ,数頭の雌とその子どもからなる群れを作る。生息地の環境破壊と密猟により減少し,国際自然保護連合(IUCN)におけるレッドリストで「絶滅危機」の「深刻な危機」(Critically Endangered)とされ,ワシントン条約附属書Ⅰ(絶滅のおそれが最も高く,特に厳重に取引が規制されている種)に掲載されている希少種で,国内においては繁殖が大きな課題となっている。
現在(平成26年12月31日)国内では,9施設で25頭(オス13頭,メス12頭)が飼育されている。
京都市動物園 総務課
電 話
住 所 〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
http://www5.city.kyoto.jp/zoo/