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    京都ミステリー紀行

    悪霊だらけ(その10)

    ~将門の怨霊の数奇な運命~

     まずは前回の補足から。
     平将門の「怨霊」は戦後にGHQが将門塚(首塚)を壊して整地しようとしたとき、ブルドーザーの横転事故で死亡者が出てアメリカは計画を中止したという話を紹介した。
     そのコメントとして私は「その力で戦争も勝たせてくれればよかったのに」ということを書いたが、後になって考えてみると、「怨霊の力」というのは日本の国内限定かもしれない。あまり過剰な期待をしてはいけないのだ。

     で、京都から関東へ飛び去った将門の首は「途中で力尽きて落ちた」というのだが、体力(首だけで体がないのに「体力」で良いのかどうかは別として)の限界が来て落ちたのかというと、必ずしもそうではないらしい。
     各地にある将門伝説をチェックしてみた。

     まず岐阜県大垣市にある御首(みくび)神社。
    [googlemap lat=”35.373609″ lng=”136.58247400000005″ align=”center” width=”510px” height=”450px” zoom=”10″ type=”G_HYBRID_MAP”]岐阜県大垣市荒尾町1283-1[/googlemap] 場所的には関東に帰る途中なので伝承に最も近い土地といえるだろう。

     将門の首が関東を目指して飛んでいるとき、この異変を知った美濃の国の南宮神社では将門の首が関東で再び乱を起こすのを恐れ祈願した。すると隼人神が現れて将門の首を矢で射落としたという。
     

     力尽きて落ちたのではなかった!

     さらにこの時に射られた矢が飛んで行った道筋にあたるのが現在の大垣市矢道町であるとのこと。
     そして落とした首が関東に戻らないように神として祀り、怨霊の怒りを静めたと。

     由来としてはわりとオーソドックスなのだが、何とこの神社は将門の首に由来するだけに「首から上の部分にご利益がある」とされ、特に頭にご利益があるとかで、年明けには受験生のお参りが多いらしい。
     でも大丈夫か?
     将門の首はここで「落ちた」のだぞ。

     それにしても、怨霊から受験の神様になったのは菅原道真だけではなかったのだ。
     
     しかし、考えてみれば将門という人もお気の毒である。
     関東で決起したときは鎮圧され、死んでから故郷に帰ろうとしたら途中で落とされた。
     2回も志半ばで挫折しているのである。
     こりゃあ怨霊になっても仕方ないか。

     で、この「首が飛ぶ」という話だが、私は最近になって「伝説の根拠」を自分の目で見た(と思う)。

     実は先だって、紅葉の様子を見に智積院に行ったとき、たまたま、上空に「鬼か悪魔の首」のように見える雲を発見した。
     掲載の写真がそれなのだが、「いかにも」という感じがしませんか。
    KC3Y0011
     「平将門の首が空を飛んだ」というのは、このように「人間の首のように見える雲」が浮かんだのを、当時の人たちが「将門の首」と言ったのではないだろうか。
     いや、きっとそうに違いない。
     
     悪霊の正体なんてものは、だいたいこんなものである。

    (来週に続く)

    【言っておきたい古都がある・110】

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