ヨドバシ京都「台湾小籠包」をはるか超えている「魏飯夷堂」の小籠包
昨2010年9月14日、三条会商店街オープンした中華料理店「魏飯夷堂(ぎはんえびすどう)」に足を運んだ。
レセプションを知らないので、オープン当初の「食べログ」の口コミの評判を見たが、芳しくなかった。
(中華なのにぬるい/甘すぎる/サーブのオペレーションがとろいetc.)
しかし、開店から日も浅いので、落ち着けば良くなるだろうと好意的な表現が端々にでていた。
おそらく、「高級創作中華一之舟入(河原町二条下ル一之船入町)」のオーナーシェフ魏禧之さんの新業態2号店目ということからの遠慮が見え隠れしているように思われる。
おまけに、築100年を超える老舗本田味噌の蔵を改装しての出店、TV「魔法のレストラン」での取材と、鳴り物入りの前宣伝が仇となっているように感じられた。
誘客の方程式を知らない筈はないのだろうが、アドバイザーはどうしたのか。
味とサービスを安定させて口コミで噂となる → コネタをオピニオンリーダーが語る → 取材リリースの広報で知らしめる → 話題沸騰・広告拡大 → 再拡販の口コミが支える → 継続的来客のヒアリング(メニューとレシピの再チェック修正)→ 商売繁昌
開店から3ヶ月も経つと、そろそろ落ち着いている頃の筈なので、真価の見える時期なので、今日のランチはグッドタイミングである。
まずは、おすすめランチか定番人気ランチからチョイスすることにして、「酸辣湯麺(サンラータン)に小籠包&デザート付(1000円)」を注文する。
「酸辣湯麺」といえば、「酢の酸味とトウガラシや黒コショウの辛味と香味を利かせた、酸味豊かな辛みのあるスープ」とばかり思っていたので、その甜麺醤の甘さに、不味くはなかったが卓上の酢を使うことになった。
この店の特徴で、そういうレシピなら小生にはあわない「酸辣湯麺」といえる。
ところが・・・・・これはイケル! ・・・・・ 上海仕込みの小籠包
気を良くして・・・小籠包のメニューを引き出し、追加注文をすることにした。
五種ある小籠包の中から、「かに味噌小籠包(五個1300円@160)」を。
かに味噌の出汁が美味く引き出されている。レンゲの上にこぼれる出汁を存分に吸いあげさせてもらった。
包み皮を黒酢でいただくのも、なかなか絶妙のいいバランスである。
具も包み皮も確かに旨い。魏さんの創作の為す技が見えてくる。
比較例は適当でないかもしれないが、過日のヨドバシ京都「台湾小籠包」の味に格段の差をつけている。
欲を言えば、口コミにもあったが、「少々 温い」ように思う。
焼けどに注意してとメニューにあったが、これでは焼けどの心配はないだろう。
五個全部いただく最後の方は冷めてしまい、せっかくの味が半減しているようだ。
しかし、当分「小籠包」は、三条会商店街の「魏飯夷堂(ぎはんえびすどう)」へ食べに通うつもりだ。
人気メニューは、上海から点心師が注文を受けてから作るという「上海小龍包」(5個、900円)と聞く。
「フカヒレ小龍包」(5個、1,300円)や「焼小龍包」(2個、480円)をまだ食っていないから、
深夜にも開いているので、冬の間は足繁く出かけることになるだろう。
魏飯夷堂
京都市中京区三条通堀川西入橋西町 三条会商店街
営業時間11時30分~2時30分、5時30分~11時30分
TEL 075-841-8071
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