宵戎に大黒さん!? 松ヶ崎大黒天
宵戎に大黒さん!?
宵ゑびすに賑わう9日は初子の日でもある。 (注/2011/1/9)
京都ゑびす神社は「ゑべっさん」たが、同じ日に「大黒さん」の縁日「甲子(きのえね)大祭」が行われている。
ゑべっさんと大黒さんが揃ってこそ初めて福が招かれるというもの。
松ヶ崎大黒天に詣でることをお奨めしたい。
松ヶ崎東山の麓の丘陵は、五山送り火を行う五山のうちの「妙法」の火床となり、松ヶ崎大黒天は、「法」の字の火床の下にある。
江戸時代初期の元和2年(1616年)、本涌寺(妙円寺から西へ約200mのところにある現在の涌泉寺)を創建した日英(にちえい)上人が隠居所として建てたのが始まりで、日英に帰依した里人により妙円寺となった。
本尊は釈迦牟尼仏であるが、日英が創建の際、守護神として別棟大黒堂に祀った大黒天尊である。
その大黒天像は伝教大師の作と伝えられ、開運招福の福の神として篤い信仰を集め、その信仰の広まりは、松ヶ崎大黒天を京都の七福神と崇めるようになり、「松ヶ崎の大黒さん」と通称されている。
松ヶ崎大黒天
京都市左京区松ヶ崎東町31
075-781-5067