endless 山田正亮の絵画 / 京都国立近代美術館
描き続けたまえ 絵画との契約である
“描く”ことを自らの人生と一体化させ、美術の潮流から距離をとり、
孤独の中で生涯描き続けた画家、山田正亮(やまだ・まさあき 1929-2010)。
本展は、ストライプの画面で知られる彼の画業を網羅した、初の本格的回顧展です。
5,000点近い作品から選りすぐった主要作200点超を、初公開の制作ノート群とともに紹介されます。
本展の見どころ
◆没後6年を経て、満を持して開催される初の本格的回顧展。出品点数は油彩画約200点・紙作品約30点と山田の個展史上最大規模です。さらにスケッチが描きこまれそれ自体の鑑賞性も高い、50冊以上にもなる制作ノートを初公開します。
◆山田が生涯に残した作品は約 5,000点。一点一点が違う表情を見せる膨大な作品群は、5,000回の苦闘から生まれる5,000回の新鮮な発見を物語っています。それはまるで、様々な情報が溢れ、価値観が移りゆく現代において、一途であることの豊かさを見せつけるかのようです。
◆近年、戦後日本美術への新たな視座をもたらす作家として海外からの注目も高まっており、2016年10月にはロンドンのアートフェア「Frieze Masters」でも個展が開催されました。
◆最新型高演色性LED照明を用いて空間を演出。山田がこだわり続けた色彩の美しさをご堪能いただけます。また会場内には、実物を通してアトリエの雰囲気が味わえるスペースも(写真撮影可)。
関連イベント
講演会「山田正亮の絵画について」
日時:3月11日(土)午後6時~7時30分
講師:中林和雄(東京国立近代美術館副館長/本展企画者)
会場:京都国立近代美術館 1階ロビー
定員:先着100名
※当日午後5時より、1階インフォメーションにて整理券を配布します。
ギャラリートーク
日時:4月1日(土)午後2時~2時30分
講師:平井章一(京都国立近代美術館主任研究員)
会場:京都国立近代美術館 3階企画展示室
※聴講無料、要観覧券、開始10分前に1階インフォメーションにお集まりください。
春休みワークショップ「だいへんしん!山田正亮の絵画」
作品に登場する色だけを使って、オリジナルの絵を描こう。
日時:3月18日(土)、25日(土)、4月1日(土)
午後0時~3時(予約不要・随時参加可能)
☆★☆★ endless 山田正亮の絵画 ☆★☆★
■開催日時:2017/3/1~4/9 9:30~17:00
休館日/毎週月曜日, 3/21 (ただし、3/20は開館)
■開催場所:京都国立近代美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町(岡崎公園内)
■料 金:一般1000円 大学生500円 高校生以下無料
※本料金でコレクション展もご覧いただけます。
※前売券は、1/12から2/28までの期間限定発売。
■主 催:京都国立近代美術館 東京国立近代美術館
■お問合せ:075-761-4111
■U R L:http://www.momak.go.jp/