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’01年４月号「京都に潜む、もてなしの隠しだま。」[28]。夜の酒メシ店の、いわゆる「穴場店」を「隠しだま」という言葉に置き換えた。「Watching Carefully」コーナーは、前年末に様々な場所で行われていた、正真正銘21世紀が明けた瞬間の各地のミレニアムイベント集。読者の皆さんはその瞬間、何をしていたか憶えていますか？ もはや記憶があやふやな方も多いのでは？ 僕は憶えています。琵琶湖畔で史上初めて冬に上がった琵琶湖の大花火を撮影してました！
11月号「蕎麦特集（原題はもっと長い）」[29]。久々の女性表紙もやっぱり女性誌とは違う感じ。当時、脱サラで蕎麦打ちを始める人なんかが増えていて、美味い蕎麦屋があちこちにできた。いみじくも今号の特集「京の麺の考古学」コーナーに、「京都ラーメン王国の原点は、いわゆる蕎麦切り」と出てくる。この蕎麦特集の中に、にしんそばの「松葉」の社長が、「店名や所在は明かせないが、松葉とは違う名前で自ら手打ちの二八蕎麦を出しているという噂」に迫り、それが真実であることを証明し、その様子を掲載した。そのヒントが、今号にある。
[28]もてなしの隠しだま
[29]蕎麦
