梅小路に新たな鉄道博物館
国内最大級となる梅小路蒸気機関車館と一体となった鉄道博物館
京都・梅小路エリアで平成28年春に開業
梅小路公園にまた一つ集客力ある施設が増えそうだ。京都水族館オープン後、梅小路蒸気機関車館の入館者は5割程度増加。
鉄道博物館の新設により、人の流れをより盛んにするねらいだ。
鉄道博物館では、SLから新幹線まで、時代を彩ってきた貴重な車両50両程度を展示。動態SLを間近で観察できる展示や、SLスチーム号への体験乗車を実施するほか、梅小路運転区構内留置線を博物館に引き込み、営業車両なども展示するとしている。
引き込み線から入った館内には、車両工場をイメージして屋根上点検通路を設け、この通路から普段見ることのできない車両の屋根上を間近で観察することができるという。また、電気機関車を持ち上げて展示し、機関車の下部構造を下から実際に見ることもできるとしている。
その他、「みる、触る、体験する」 を重視した展示構成を展開。新幹線タイプ・在来線タイプの運転シミュレーターの設置や、ジオラマで鉄道模型運転も実施する。
開館後は、日本最大級の収蔵車両数となり、特にSL 23両を一箇所に収蔵しているのは国内では梅小路のみ。動態保存のSL「スチーム号」に乗車できる点も大きな特徴だという。
建物は地上3階建、延床面積は約18,800㎡。
収蔵車両数は50両程度(SL23両、新幹線6両、電気機関車4両、ディーゼル機関車4両など)。
総事業費は約70億円。
運営は公益財団法人交通文化振興財団に委託。
開業予定は平成28年春ごろ。