なのにあなたは京都へいくの
江弘毅氏、新連載コラムがミシマガジンに掲載開始。
CLUbFame誌でもコラムを寄せてくれていた関西サブカルチャー系出版の重鎮?江弘毅氏のコラムがまた隔週ではあるが読めるようだ。コーナータイトルが「飲み食い世界一の大阪」、副題が「」そして神戸、なのにあなたは京都へいくの」。なので関西の”街場”グルメの話題が豪快に展開されることが予感させてくれる。
第2回では、「 チョット京都、行こう」と題してお店や人の固有名詞がふんだんに取り上げられお得意の「街場論」がかたられた。弊誌初代編集長バッキー井上も登場してDEEPな京都の一面をかいま見せる。
内田樹-江 弘毅-バッキー井上-mokkun kazuro-袖岡保之-竹中聡の京都街場論猛者の系譜がよみがえってくる。
(内田氏はウチダ街場バブルは終焉したということで◯◯街場論を封印されているらしい。)
<br>http://www.mishimaga.com/nomikui/
“第2回 チョット京都、行こう”の締めくくりは次の一文だった。
「そうだ京都、行こう。(@JR東海)」よりは、「チョット京都、行こう。(@バッキー井上)」のほうが京都なのだ。こういうことは、わかる人にはわかりすぎるくらいわかるのだが、わからない人には何が何だか全然わからない。そうか、そのどちらもが京都なのか。いやはや、大変に変わった街である。
江 弘毅(こう・ひろき)
http://www.140b.jp/
株式会社140B:江弘毅を始めとした京都・神戸・大阪の編集集団
書く、話す、歩く、メシを食う、いずれもF1級のスピードを誇る140Bの看板。「江と申しますがぁ」…電話の声はいかにも強面のそれだし編集誌面も大胆で切れ味明快だが、集稿や日程管理には小心とまで言える慎重さを見せ、それゆえ制作スタッフや印刷会社の信頼も厚い。
あの街場のメディア論の内田樹のHPでは「岸和田だんじりエディター」としても活躍。略歴1958年、大阪・岸和田生まれの岸和田育ち。
『ミーツ・リージョナル』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり12年間編集長を務める。
著書に『「街的」ということ』(講談社現代新書)、『岸和田だんじり祭り だんじり若頭日記』(晶文社)、『ミーツへの道』(本の雑誌社)、『街場の大阪論』(新潮文庫)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)など。