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 「修行はつらいよ」
日本のお寺も様変わり。「枯山水」ならぬ「涸散水」?

 やだなあ。また和尚さんのお説教が始まっちゃったよ。長いししつこいんだよね。和尚さん、庭掃除の出来にうるさいからなあ。で、俺たちが「暑いです」って言うと、最後には「心頭滅却すれば火もまた涼し」の一言。そりゃあそうですけどね。でも和尚さんが小僧だった頃と時代が違うんですって。どう考えても和尚さんの言う「潤いのある庭」は無理。こんだけ連日連夜、雨の一滴も降らずに気温ばかり上がり続けて、とうとう明日で丸2年。俺がこの寺に修行に来て雨を見たの1回だけなんだから。昔は四季があって、雨続きの日や寒い日まであったっていうんだから信じられないよね。あ〜、愚痴ってないで、やっちゃうかな。でも今晩のおかずもサボテンなのかなあ…。



【作】
辻田 幹子

京都精華大学芸術学部
マンガ学科カートゥーン・マンガコース3年生

実はうちの家はお寺なんです。それで地球が暑くなったら、自分は何の手伝いが一番嫌かなあと考えてこの案がでてきました。実際はあんまり手伝ってませんけど(笑)

【評】
ヨシトミヤスオ

京都精華大学芸術学部・
教授

僕としては、古いお寺の庭に砂漠のサボテンというアイデアに注目したいね。ここに悲しそうな顔をしたお坊さんをひとり置くだけで、もっとショッキングな作品になったよ。

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