京都観世会4月例会
養老の演目は・・・第二十一代雄略天皇の御代のこと。
美濃の国、本巣(もとす)の郡(こおり)に不思議な泉が湧くという知らせがあり、勅使が検分に訪れました。その地で勅使は、霊水をみつけた樵(きこり)の老人と息子に出会います。二人は勅使に問われるまま、泉を見つけ、「養老の滝」と呼ぶに至ったいきさつを語ります。
この能は、世阿弥作の神能のひとつですが、「高砂」など世阿弥のほかの作品とはやや違ったつくりになっています。中入り後、神が登場し、祝福の舞を舞う神能の形式はとっていますが、霊的な化身があらわれて昔の物語などを語る他曲と異なり、前シテとツレは、実際に泉をみつけた人間であり、彼らが滝水の霊験を授かるという現実の物語です。
☆★☆★ 京都観世会4月例会 ☆★☆★
■開催日時:2015/4/26 開場10:00 開演11:00
■開催場所:京都観世会館
〒606-8344 左京区東山仁王門東入岡崎円勝寺町44
■料 金:前売指席券6000円 当日指席券6500円 学生券(2階自由席)3000円
■お問合せ:075-711-6114
■URL :http://www.kyoto-kanze.jp/